法事とは?
法事はもともとすべての仏教行事を指していましたが、
最近では四十九日や一周忌、三回忌など
亡くなった人の追善供養をするための法要を行うことを法事と行っています。
- 忌日
- 「忌」というのは、己をいましめるという意味です。忌中は他事に心を奪われてはいけないということをいましめています。人が亡くなって四十九日を忌中、または中陰、中有といいます。この間に死者は次の生をうけて生まれ変わるのです。忌中は七日ごとに追善供養をして、死者の菩提を祈ります。
- 四十九日
- 法事というのはもともと仏法を広めたり、修行したりする仏教行事のことをいったのですが、今では亡くなった人の追善供養を行う忌日の行事を指しています。法事は四十九日まで七日ごとに忌日があります。四十九日には霊が家を離れるとされ、この日には忌明け法要を行います。施主は亡くなった人の追善供養として、僧侶に布施をし、施主に代わって読経をしてもらい後生善処を祈ります。読経や法話が終わりますと、墓地にいって納骨をします。納骨式が終わりますと参会者にふるまいをします。
- 新盆
- 亡くなって初めて回ってくるお盆を新盆とか初盆といいます。この地方では8月13日に迎え火をたき、16日には送り火をし、霊を迎え送ります。新盆には墓参りをします。墓参りのときには、燃えくぼりの線香やしぼんだ花をきれいにし、草などもとって清掃します。水桶、ひしゃく、ふきんなども用意していきましょう。墓石に水をかけるのは、仏に水をあげるのですから、きれいにした墓石に静かに心をこめてかけて下さい。
- 祥月命日
- 亡くなった人の亡くなった月日を祥月命日といいます。1年に一度は必ず廻ってくるわけです。この日には灯明、焼香し、墓参りをして故人の冥福を祈りたいものです。
- 月忌
- 亡くなった人の亡くなった日のことです。毎月一度あるわけですから、年に12回あるわけです。
- 手順
- 法事のふるまいは四十九日、一周忌、三回忌などに行うことが多い。その際、近親者や参会者の都合等を考慮し日にちを変更する場合があります。この場合、命日よりも日にちを繰り上げて実施する場合がほとんどです。場所は、自宅、寺院、ホテル等の会食の可能な場所で行いますが、事前の打ち合わせが必要でしょう。
- 服装
- 一周忌までは喪装が好ましいでしょう。葬儀のほかは喪主もダークスーツで良いでしょう。知人、友人、一般参会者はあまり派手なものさえさければよいのですが、できれば地味なものが良いでしょう。女性の場合もダーク系のスーツか派手にならない無地のもので、靴やバックも光るものなどはさけたほうが無難でしょう。